発達障がいの子どもたちへの学習支援

福祉サービスを提供しているNPO法人さんの新しい取り組みに参加する形で、4月から、発達障がいや不登校の子どもたちへの学習支援を行っています。

 

このNPOさんは、自然や小動物がいっぱいのすばらしい環境の下、「馬と遊び、馬に学ぶ」をモットーに、いろいろな活動をなさっています。

 

その一つが、発達障がいなどの子どもたちへの放課後デイサービスです。子どもたちは、馬の世話や騎乗に加え、トランポリンや外遊びなどをたっぷりやります。そうやって楽しく体を動かすことによって、脳をはじめとする諸器官の感覚が統合され、障がいが軽くなっていくのだそうです。

 

今年度から、このNPOさんは、付加的なサービスとして学習の支援を始め、私はその担当として加わったという次第です。私にとっても、初めての経験です。子どもたちが内容を理解できなければ、それは教えている私が至らないということ。必要に応じてツールなどを整備しつつ、工夫を重ねていこうと思っています。

 

ただし、子どもたちの個性も抱えている問題も、ひとりひとり違います。そして、どの子にも、すばらしいところがあります。学習支援を行っていく中で、それを見いだし、さらに伸ばしていくことが、教科を教えること以上に大切だと考えています。

 

また、諸器官の機能上の問題があってできないことを、何としてでもできるようにしようとすることには無理があり、子どもたちを苦しめるだけということにもなりかねません。「将来、社会に出て生活していくうえで最低必要なことは身につけてほしいなぁ」という思いは、私にももちろんあるのですが、その思いに捕われないようにしたいと思っています。周りの人たちのサポートも含め、できないことをカバーする何らかの手立てが講じられればそれでいいわけですので、一人ひとり状況を見ながら、ベストな対応を模索していこうと考えています。

 

ということで、引き続き顔晴らせていただきますよん。

それでは、また。